エコキュートを安く交換するためのポイントは?方法や相場、補助金などを解説

エコキュートを交換する方法は幾つかありますが、費用を安くしたい場合は注意しましょう。方法によっては、相場よりも高額なエコキュートを購入してしまう可能性を否定できません。
そこで今回は、エコキュートを安く交換するための方法やポイントなどをわかりやすく解説します。ぜひ最後まで、ご覧ください。
エコキュートの交換費用の相場
エコキュートの交換にかかる費用は、一般的に40万円〜70万円が相場です。本体価格と基本的な工事費15万円程度を含んだ金額であり、機種や性能によっても大きく変わります。
ただし、すでにエコキュートを設置済みで、基礎ベースや電源、配管などがそのまま使える場合には、工事費用を安く抑えること可能です。
なお、給湯専用やオートタイプからフルオートタイプへ交換する場合は、追い焚き配管の追加工事が必要になります。
エコキュートを交換する方法
エコキュートを交換する方法は、主に以下のとおりです。
- 専門店に依頼する
- ネットショップに依頼する
- 家電量販店に依頼する
- 地元の電気屋に依頼する
それぞれ、順番に解説します。
専門店に依頼する
エコキュートの交換を検討する際は、給湯機専門店に依頼するのがおすすめの選択肢です。
専門店では、複数メーカーの製品を取り扱っているため、家族の人数や生活スタイルに合った機種を的確に提案してもらえます。
また、大量仕入れによって本体価格を抑えている店舗も多く、割安で購入や交換できるケースがあります
さらに、販売から設置まで一貫して対応する店舗もあり、手続きがスムーズで施工品質も安定し、不要になったエコキュートの廃棄を任せることが可能です。
エコキュートを交換したい場合は、製品選びから工事まで安心して任せられる専門店に依頼しましょう。
ネットショップに依頼する
エコキュートを安く交換したい場合、Amazonや楽天市場などのネットショップを利用するという選択肢もあります。
店舗を持たない分、専門店や家電量販店よりも本体価格が抑えられているケースが多く、費用面では魅力的です。
しかし、購入時に工事費が含まれていない場合があり、別途高額な工事費を請求される、あるいは自分で施工業者を探す必要があるといった手間やリスクがあります。
さらに、設置後のトラブル対応や既存機器の廃棄など、アフターサービスの面で不安が残るのも事実です。
価格重視なら有力な選択肢ですが、安心感やサポートを求めるなら専門業者や家電量販店を検討しましょう。
家電量販店に依頼する
エコキュートの交換は、全国展開している家電量販店でも依頼が可能です。設置工事は提携している専門業者が対応するため、施工面での信頼性は高く、初めての方でも安心して任せられます。
しかし、取り扱い製品のラインアップは限られており、自宅の使用環境や希望に合う機種が見つかりにくい可能性を否定できません。
また、本体価格や工事費が専門店に比べて高くなる傾向があり、費用を抑えたい方にとってはデメリットとなります。
価格よりも安心感やサポート体制を重視する方には適していますが、「エコキュートを安く交換したい」という目的であれば、あまりおすすめできません
地元の電気屋に依頼する
地元の電気屋でもエコキュートの交換を依頼することは可能です。
地域密着型の店舗であれば、万が一のトラブルや故障時にも迅速に対応してもらえる可能性があり、顔なじみなら安心して依頼できます。
ただし、取り扱い製品の種類が限られている場合が多く、ご自身やご家庭に合った機種が選びにくい点や、価格も専門店に比べて割高になりやすい点などに注意が必要です。
さらに、電気屋によっては給湯器の施工に特化していない場合もあり、設置の技術や対応力に不安が残ることも否定できません。
サポートの早さを重視する方には向いていますが、価格や製品選びを重視するなら他の選択肢と比較することが大切です。
エコキュートを安く交換するためのポイント
エコキュートを交換するおすすめの方法は専門店で依頼することです。
ただし、専門店で依頼する際には、次のポイントに注意しましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 型落ちモデルを選ぶ
- 補助金制度を活用する
それぞれ、順番に解説します。
複数の業者から見積もりを取る
エコキュートの交換を安く済ませたいなら、複数の業者から見積もりを取ることは必須です。
専門店であっても、本体価格や工事費用にバラツキがあり、1社だけで決めてしまうと相場より高くなる可能性があります。
3〜5社から相見積もりを取り比較すれば、価格だけでなくサービス内容や対応の丁寧さも見極めやすいです。
また、悪質な業者による不透明な料金請求を避けるためにも、事前に現地調査を行い、詳細な見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。
型落ちモデルを選ぶ
エコキュートは、多くのメーカーが毎年のようにモデルチェンジを行っているため、前年の型落ちモデルが在庫として残っているケースがあります。
特に専門店では大量仕入れにより価格を抑えて販売しており、型落ちモデルが通常よりも割安で手に入る可能性は少なくありません。
前年のモデルなら最新機種と比べて、基本的な機能がほぼ変わらない場合も多く、費用を抑えたい方にとっては狙い目の選択肢です。
ただし、あまりに古いモデルだと故障時に部品が入手できない、メーカーの修理対応が終了している、さらには国や自治体の補助金対象から外れるなどの可能性があります。
補助金制度を活用する
エコキュートは高効率な省エネ給湯器として認められており、国や自治体からの補助金制度が利用できる場合があります。
補助金の金額は制度によって異なりますが、一般的には1万円〜3万円程度が目安です。
地域によっては国・都道府県・市区町村の3段階で補助が受けられるケースもあり、条件が合えば想像以上に安く交換できる可能性もあります。
ただし、補助金を受け取るには一定の条件を満たす必要があり、対象となるのは省エネ性能の基準をクリアした製品に限られます。
交換前には、最新の制度情報を確認し、対象機種であるかどうかを業者と相談のうえ進めるのがおすすめです。
エコキュート交換に使える補助金
2025年度にエコキュートを交換したい場合は、「給湯省エネ2025事業」がおすすめです。
経済産業省資源エネルギー庁が開催している補助金制度で、一定の性能を有しているエコキュートへの交換で、1台につき6万円の補助金が貰えます。
さらに、条件を満たせば補助金額が13万円にアップする可能性があり、エコキュートの補助金としてはかなり高額です。
なお、「給湯省エネ2025事業」は国庫を財源としている補助金制度なので、同じ国庫を財源とする補助金制度との併用はできません。
しかし、都道府県や市区町村が行っている補助金制度との併用は可能な場合があります。
エコキュートの相場は40万円~70万円ですが、「給湯省エネ2025事業」や都道府県、市区町村が行っている補助金制度を活用できれば、安く交換できるので、住んでいる自治体の窓口に補助機制度が開催されていないか相談してみましょう。
エコキュートを交換する際の注意すべきポイント
エコキュートを交換する際の注意すべきポイントは、主に以下のとおりです。
- 家族構成に合った貯湯容量を選ぶ
- 給湯方法を変更するなら追加工事を確認する
- 補助金の対象機器か確認する
それぞれ、順番に解説します。
家族構成に合った貯湯容量を選ぶ
エコキュートは、夜間の安価な電力を使ってお湯を沸かし、溜めておく貯湯式給湯器です。
家族構成に合ったタンク容量を選ばないと、お湯を使い切ってしまい「湯切れ」を起こす可能性があります。
特に子どもが成長してシャワーの使用時間が長くなったり、洗濯や食器洗いの回数が増えたりすると、従来の容量では不足するケースも珍しくありません。
エコキュートを交換するタイミングは、使用状況の変化に応じた容量の見直しに最適な機会です。
一般的には子どもが小さい頃は370L、子どもが大きくなる、あるいは増えた場合は460L以上が推奨されますので、生活スタイルと将来の変化も考慮して、最適なサイズを選ぶようにしましょう。
給湯方法を変更するなら追加工事を確認する
エコキュートには「給湯専用」「オート」「フルオート」といった給湯方式があり、それぞれ機能や配管構造が異なります。
既存のエコキュートと同じ給湯方式であれば基本的にそのまま交換可能です
しかし、給湯専用やオートタイプからフルオートタイプに変更する場合、追い焚き配管設置のための追加工事を行います。
さらに、フルオートタイプのエコキュートでは自動湯はりや追い焚き機能が搭載されているため、浴槽まわりの設備も対応していなければならず、場合によっては浴室リフォームが必要です。
交換費用を抑えたいのであれば、現状の給湯方式を維持するか、事前に工事内容を明確に確認しましょう。
補助金の対象機器か確認する
補助金を活用したい場合は、交換したいエコキュートが条件を満たしているか確認すべきです。
例えば、「給湯省エネ2025事業」では、補助金を貰えるエコキュートは省エネ法上のトップランナー制度において、2025年度⽬標基準値を超えていることが求められます。
さらに、補助金をアップできるエコキュートはインターネットとの接続が出来て昼間の時間帯に沸き上げをシフトできる機能があり、なおかつCO₂排出量が少ないなどの条件を満たす機種のみです。
補助金制度によって条件は異なるため、エコキュートを交換する際は専門店に相談して、対象機器からご自身に合ったものを選びましょう。
まとめ
以上が、エコキュートを安く交換する解説になります。エコキュートを交換したい場合は、専門店がおすすめです。
専門店はエコキュートのラインアップが豊富で、販売価格を抑えている傾向があるため、エコキュートを安く交換したい場合に適しています
複数の専門業者から相見積もりを取り、型落ちモデルや補助金の対象機種などから、ご自身に合ったエコキュートを選びましょう。
「エコ冒険島」では、専門的な知識を身につけたスタッフが、お客さまに合った機種を提案いたします。また、メーカー正規品を低価格で販売しているので、ぜひご相談ください。