給湯省エネ2025事業とは?補助金制度の対象になるエコキュートを分かりやすく解説

給湯省エネ2025事業を利用すれば、高額なエコキュートをお得に購入できます。
ただし、エコキュートの種類によって補助金額が変動するので、最大限有効活用したい方は、対象となるエコキュートを知っておきましょう。
そこで今回は、給湯省エネ2025事業で補助金制度の対象になるエコキュートを、条件ごとに分けて解説します。ぜひ、最後までご覧ください。
なお、本記事は2025年3月上旬時点での情報を基に作成しており、最新の情報と異なる場合があります。
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給湯省エネ2025事業とは?
給湯省エネ2025事業とは、エコキュートを始めとした高効率な給湯器の購入時に補助金が貰える制度です。
補助金を貰うための条件を簡潔にまとめると、一定の性能の給湯器を住宅に設置する場合になります。
補助金制度によっては年齢や住んでいる場所などが条件に含まれますが、給湯省エネ2025事業は比較的制限が少なく、申込みやすいです。
なお、年度によって補助金額が変動し、給湯省エネ2025事業の場合は以下の通りです。
基本額 | 補助上限 | |
---|---|---|
エコキュート | 6万円/台 | 戸建住宅:2台まで 共同住宅等:1台まで |
ハイブリッド給湯機 | 8万円/台 | |
エネファーム | 16万円/台 |
上記は基本額で、給湯器ごとに定められた加算要件を満たすと次の性能加算額が追加されます。
加算要件 | 補助額(加算額) | |
---|---|---|
エコキュート | A | 4万円/台(両方満たすと7万円/台) |
B | 6万円/台(両方満たすと7万円/台) | |
ハイブリッド給湯機 | A | 5万円/台(両方満たすと7万円/台) |
B | 5万円/台(両方満たすと7万円/台) | |
エネファーム | C | 4万円/台 |
さらに、対象機器を設置する際に電気蓄熱暖房機を撤去したら1台につき8万円、電気温水器を撤去したら1台につき4万円が貰えます。
つまり、電気温水器を撤去して加算要件を両方満たしたエコキュートを設置した場合、補助金を17万円貰うことが可能です。
エコキュートの相場は40万円~70万円で、加算要件を満たす機種となれば50万円以上します。
高額な給湯器ではありますが、10万円~17万円の補助金が貰えるのは魅力的です。
給湯省エネ2025事業の対象となるエコキュートの条件
給湯省エネ2025事業で補助金の対象となるエコキュートの条件は以下の通りです。
- 給湯保温効率が2025年度目標基準値を超えている
- 加算要件のAかBを満たす
上記を順番に解説します。
給湯保温効率が2025年度目標基準値を超えている
給湯保温効率とは、エコキュートが1年間でどれだけのお湯を沸かすために効率良くエネルギーを消費できるかという性能を示す数値です。
最新のエコキュートの数値は3.0~4.2で、数値が高いほど少ないエネルギーでお湯を沸かしていることになります。
給湯省エネ2025事業では、貯湯容量や仕様によって補助金の条件である数値が、次の表の通り異なります。
区分名 | 想定世帯 | 貯湯缶数 | 貯湯容量 | 仕様 | 2025年度目標基準値 |
---|---|---|---|---|---|
A | 少人数 | — | — | 一般地 | 3.0 |
B | 寒冷地 | 2.7 | |||
C | 標準 | 一缶 | 320L未満 | 一般地 | 3.1 |
D | 寒冷地 | 2.7 | |||
E | 320L以上550L未満 | 一般地 | 3.5 | ||
F | 寒冷地 | 2.9 | |||
G | 550L以上 | 一般地 | 3.2 | ||
H | 寒冷地 | 2.7 | |||
I | 多缶 | —
– |
一般地 | 3.0 | |
J | 寒冷地 | 2.7 |
エコキュートで最も種類が多いフルオートタイプで、貯湯容量370Lの角型タイプの場合、一般地仕様なら3.5以上、寒冷地仕様なら2.9以上で補助金の対象となります。
ただし、上記の条件は補助金の基本額が貰える条件で、性能加算額は別の条件を満たすことが必要です。
加算要件のAかBを満たす
エコキュートの加算要件AとBを簡潔にまとめると以下の通りです。
- A…ネット接続で天気予報や日射量の予測と連動して太陽光発電の多い昼間にお湯を作る機能がある
- B…一般的なエコキュートよりCO₂排出が5%以上少ない高効率なモデル、またはおひさまエコキュート
加算要件AはWi-Fi機能と状況に応じて太陽光発電の余剰電力で発電可能な機能が付いていることが条件です。
エコキュートは夜間にお湯を沸かす給湯器ですが、機種によっては太陽光発電システムと連携して日中に沸かすことができます。
夜間のほうが電気料金単価は安いですが、日中のほうが外気温は高く、お湯を消費するまでの時間が短いので放熱ロスが少ないといったメリットがあり、より少ないエネルギーでお湯を沸かすことが可能です。
加算要件Bは基本的な条件をクリアしているエコキュートよりも高性能なエコキュート、あるいはおひさまエコキュートを購入することで条件を満たせます。
おひさまエコキュートの詳細は後述しますが、通常のエコキュートと違い太陽光発電システムとの連携が必須なので、設置する予定がない方は高性能なエコキュートの購入を検討しましょう。
給湯省エネ2025事業で対象となるエコキュート
主要メーカーのなかで給湯省エネ2025事業の対象となるエコキュートは以下の通りです。
基本額の条件を満たしている | |
---|---|
三菱 | SRT-P376B SRT-P376UB SRT-C20Dなど |
パナソニック | HE-JPU37KQS HE-JPU37LQS HE-B56HQSなど |
ダイキン | EQ37VFHV EQ37VFHVEなど |
コロナ | CHP-HXE37AY5 CHP-46NZ1など |
日立 | BHP-FV37UD BHP-FS37SHなど |
次項より、対象となるエコキュートを「基本額の条件だけを満たしているエコキュート」「加算要件AとBの両方を満たしているエコキュート」「おひさまエコキュート」の3つに分けて順番に解説します。
基本額の条件だけを満たしているエコキュート
給湯省エネ2025事業の基本額の条件だけを満たしているエコキュートとは、一般地仕様で貯湯タンクユニットが角型なら給湯保温効率が3.1~3.5以上、薄型なら3.0以上で加算要件AとBのどちらも満たしていない機種になります。
貯湯容量370Lで基本額の条件だけを満たしているエコキュートは以下の通りです。
基本額の条件だけを満たしている(一般地) | |
---|---|
三菱 | SRT-N376-2 SRT-N376-BS2 |
パナソニック | HE-N37JQMS HE-N37JQS HE-NU37JQS HE-AJ37JQS HE-AJU37JQS HE-J37JQES HE-J37JQS HE-J37JXSなど |
ダイキン | EQ37VFHV EQ37VFHVE EQ37VFHVH EQ37VHVなど |
コロナ | CHP-37SAZ1 CHP-37NZ1JJ CHP-37NZ1 |
日立 | BHP-FS37SH BHP-FS37THなど |
メーカーによって基本額の条件だけを満たしている機種の数は異なります。
トップメーカーのパナソニックはラインナップが豊富なため、基本額の条件だけを満たしている機種の数が多いです。
一方、三菱は同じトップメーカーですが、基本額の条件だけを満たしている機種は給湯専用のみとなっており、あまり選択肢がありません。
そのため、基本額の条件だけを満たしている機種を選ぶならパナソニックがおすすめと思われるかもしれません。
しかし、基本額の条件だけを満たしている機種を選ぶ際は、対象となっている機種が古い点に注意しましょう。
実は、表にある機種の大半が2025年3月時点で生産が終了しており、後継機が販売されている機種になります。後継機は加算要件AとBのどちらかを満たすため、本項目では取り上げていません。
搭載している機能や性能はほとんど同じなので、生産終了している機種を購入するよりも、加算要件AとBのどちらか、あるいは両方を満たしている機種を購入したほうが良いです。
加算要件AとBの両方を満たしている
貯湯容量370Lで加算要件AとBの両方を満たしているエコキュートは以下の通りです。
加算要件AとBの両方を満たしている(一般地) | |
---|---|
三菱 | SRT-P376B SRT-P376UB SRT-S376など |
パナソニック | HE-JPU37KQS HE-JPU37LQS HE-Y37LQVなど |
ダイキン | EQX37YFV EQX37YFVEなど |
コロナ | CHP-HXE37AY5 CHP-HXE37AZ1など |
日立 | BHP-FV37WD BHP-FV37UDなど |
給湯省エネ2025事業で加算要件AとBの両方を満たしているエコキュートは、各メーカーのハイエンドモデルやミドルクラスなどです。
例えば、三菱エコキュートの「SRT-P376UB」は年間給湯保温効率が4.2とトップクラスに高く、「ホットあわー」や「キラリユキープPLUS」などの便利な機能を搭載しています。
また、パナソニックの「HE-JPU37KQS」は「温浴セレクト」や「AIエコナビ」、「リズムeシャワープラス」などの、省エネに役立つ機能を搭載しているエコキュートです。
ハイエンドモデルの相場は50万円~70万円ですが、表にある機種は基本額6万円と加算要件AとBの両方満たした性能加算額7万円の合計13万円の補助金が貰えるので、機種や販売業者によってはミドルクラス並みの価格で購入できます。
給湯省エネ2025事業でエコキュートをお得に購入したい方は、加算要件AとBの両方を満たしている機種から選びましょう。
なお、メーカーごとの機種の違いは以下の通りです。
特徴 | |
---|---|
三菱 | 年間給湯保温効率がトップクラス |
パナソニック | 省エネに便利な機能を多数搭載している |
ダイキン | 価格と性能のバランスが良い |
コロナ | 独自機能によるサポート性能が優れている |
日立 | 業界で唯一の水道直圧式タイプを販売 |
機種によって搭載している機能や特徴は異なりますが、メーカーを比較する際の参考にしてください。
おひさまエコキュート
おひさまエコキュートとは、太陽光発電システムとの連携を前提としたエコキュートです。
ほかのエコキュートも太陽光発電システムとの連携が可能ですが、おひさまエコキュートは連携が前提となっているため、太陽光発電システムがないと導入できません。
おひさまエコキュートの最大の特徴は日中にお湯を沸かすことです。外気温の高い日中にお湯を沸かすので、夜間に沸かす場合よりもランニングコストを抑えられる可能性があります。
おひさまエコキュートは加算要件のAとBの両方を満たしているので、補助金を最大限有効活用したい方におすすめです。
ただし、おひさまエコキュートは太陽光発電システムのほかに、対応している料金プランに申し込むことが条件です。
記事執筆時点で対応している料金プランは以下の通りです。
- 東京電力エナジーパートナー「くらし上手」
- 東北電力「よりそう+おひさまeバリュー」
- 中国電力「おひさまシフトコース」
- 四国電力「昼トクeプラン」
- 九州電力「おひさま昼トクプラン」
現時点では、すべての地域で対応しているエコキュートではありませんが、太陽光発電システムを設置していて条件を満たせるなら、給湯省エネ2025事業の補助金で購入を検討しましょう。
まとめ
以上が、給湯省エネ2025事業の解説になります。給湯省エネ2025事業の補助金制度を最大限有効活用したい場合は、各メーカーのハイエンドモデルか、おひさまエコキュートの購入を検討しましょう。
ただし、エコキュートは販売業者によってラインナップや価格が異なります。
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